僕と彼女とはいわゆる幼なじみでした。
物心がついた頃にはもう隣にいました。
幼稚園、小学校までは何をするにも一緒でした。
中学校に入り、僕から俺に変わる頃、あまりにも仲の良い僕たちを
まわりの人たちはあの二人は付き合ってるんじゃないかと噂になりはじめました。
彼女は成績も顔立ちもよく、男子の間ではよく話題に上がる存在、
僕はあまりパッとせず、運動しかとりえがなく、どこか引け目を感じていました。
それも伴ってか、僕は噂に対して過敏に反応してしまい、
意図的に彼女の近くから身を遠ざけていくようになりました。
そんなある日。
いつもの帰り道、沈みかけの太陽を背に家に向かっていると、
後ろから僕を呼び止める聞きなれた声。
「ねぇ、最近どうしたの?何かあったの?」
「べ、別に何でもねーよ。」
「あ、もしかして噂を気にしてるの?」
「そんなの関係ないよ。俺たち何でもねーじゃん」
「あれ?そうなの?私はてっきりそのつもりだったのに。。
幼稚園のときにお嫁にしてくれるって約束したでしょ?」
「え・・・」
「忘れちゃったの?覚えてるのは私だけなんだ。。」
「そ、そんなわけないよ。
俺だって、そうなればいいな~って思ってるよ」
「ホント?」
「あ、当たり前じゃん」
「じゃあ証拠みせてよ」
と言って彼女は目を閉じてあごを僕の方へ傾けました。
夕日に映えた、あどけなさと美しさが主張しあった彼女の顔は
今でも目を閉じると鮮明に思い出せます。
僕 :知らない人
彼女:知らない人
っていう気持ちになれる本とか探してます。
ブックオフに行けばありますかね?
評価:いいじゃん!
浅野にいおの『おやすみプンプン』なんかがオススメかも。
絵は好き嫌いあるかもしれないけど、いまにも壊れそうな世界観を全部包み込む温かさにあふれた漫画です。
あたしの中では赤丸急上昇な漫画家さんです!
評価:いいじゃん!
いいおはなしでした。
ありがとうございました。